伊庭正康が「出世するプレイングマネージャーは人を育て成果を出せる状態を作る」と指摘

伊庭正康 解説|プレイングマネージャーの育成と成果・部下育成

本記事は動画内容をもとに要点を整理した要約です。文脈は各タイムスタンプから原動画で確認できます。

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伊庭正康
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概要

・出世するプレイングマネージャーは、部下を育て、成果を出せる状態を構築する。
・プレイヤー視点のままでは評価されにくく、管理職の半数がこの状態から抜け出せていない。
・育成のゴールは、次世代を担う人材を輩出することであり、自分以上の人材を育てる意識が重要。
・「自分がやった方が早い」という考えは、短期的な成果に繋がっても、長期的には人材育成を阻害する。
・育成は将来への「投資」であり、部下に背伸びした経験をさせ、成長機会を意図的に作ることが不可欠。

記事の概要(Q&A形式)
Q 出世するプレイングマネージャーにはどのような共通点があるか?
A 人を育て、チーム全体で成果を出せる状態を作ることに注力する点が共通点だとされる。一方で、プレイヤー視点で自分自身が成果を出すことに固執する人は評価されにくい傾向にある。
Q マネージャー視点での「一人前に育てる」の定義は何か?
A 次世代を担う人材を輩出することであり、自分以上の人材を育てようとすることが上司から信頼されるポイントだとされる。プレイヤー視点では、部下が業務を一人で回せるようになることをゴールと考えがちである。
Q プレイングマネージャーが陥りやすい危険な落とし穴とは何か?
A 「自分がやった方が早い」という考えが危険な落とし穴だと指摘されている。この考えは短期的な成果には繋がるものの、長期的には人材の成長を阻害し、チーム力を低下させる原因となる。
Q マネージャーが注力すべき仕事はどのようなものか?
A 中堅社員に任せられる基本レベルの業務は積極的に任せ、空いた時間で改善や変革といったよりレベルの高い仕事に注力すべきだとされる。改善は将来の問題への事前対応、変革は新しい方法の模索を指す。
Q 育成の本質は何か、部下を成長させるために何が重要か?
A 育成は将来への「投資」であり、単に仕事を教えるだけではないとされる。部下に少し背伸びした経験をさせ、意図的に成長の機会を作ることが重要であり、若手にサブリーダー業務を任せることなどが有効である。
編集部コメント

プレイングマネージャーがプレイヤー視点から抜け出せないのは、現代の「育成」を「投資」として捉えきれていない証左だ。過去の徒弟制度が職人技の継承だったのに対し、AIがスキルセットを急速に変える現代では、育成は未来の競争力を左右する戦略的投資である。

欧米の先進企業がZ世代の多様な価値観を尊重し、リーダーシップ開発に早期から投資するのは、中国がレアアースを戦略資源とするように、人材を国家・企業の持続的成長の「戦略的資源」と位置付ける動きと共通する。単なる業務習得を超え、次世代技術に対応できる人材を育成することは、組織の持続的成長だけでなく、日本の国際競争力強化に不可欠な経済的・社会的価値を持つ。

編集責任:ニュースニペット編集部
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