須田慎一郎『イラン体制崩壊の可能性極めて高い』
【解説】須田慎一郎|イラン情勢緊迫化・体制崩壊の可能性と軍事政権
本記事は動画内容をもとに要点を整理した要約です。文脈は各タイムスタンプから原動画で確認できます。
概要
イラン情勢は体制崩壊の危機に瀕している。
デモは全国に拡大し、情報遮断も行われている。
最高指導者は外国勢力の介入を主張する一方、イスラエルは軍事作戦を示唆。
体制崩壊後の受け皿となる勢力が不在であり、軍事政権樹立の可能性が浮上。
カオスな状況を回避するため、米国・イスラエルの戦略が今後の鍵となる。
記事の概要(Q&A形式)
Q
現在のイラン情勢はどのような状況にあるか?
A
須田慎一郎氏は、イラン情勢が極めて緊迫しており、現在のイスラム体制が崩壊する可能性が極めて高まっていると指摘している。テヘランでは体制転換を求めるデモが過激化し、全国1000以上の都市に拡大している状況である。
Q
イランの最高指導者ハメネイ師は、現在のデモや暴動についてどのように主張しているか?
A
ハメネイ師は、イランのデモや暴動は外国勢力の仕掛けによるものだと主張している。公共の財産を破壊し、アメリカ大統領を喜ばせようとしている暴徒に対し、アメリカ国内の事故に集中すべきだと述べたと伝わっている。
Q
イランで現在の体制が崩壊した場合、どのような問題が懸念されるか?
A
体制崩壊後に国家運営ができる組織や勢力が存在しないことが懸念されている。40年以上にわたり体制に反対する勢力が抑制されてきたため、誰もコントロールできないカオスな状況に陥る可能性が最も避けなければならないシナリオだとされる。
Q
イランの体制崩壊後、どのような勢力が受け皿となる可能性があるか?
A
現在の体制崩壊後の有力な候補として、イラン国軍、特にイスラム体制に批判的な高級将校らが注目されている。彼らを組織化し、軍事政権を樹立することが、最も可能性が高く確実性の高い選択肢ではないかとアメリカ側は見ている。
イラン情勢の緊迫化は、過去のアラブの春後のリビアやシリアの混迷を想起させる。強権体制崩壊後の受け皿不在は、内戦と難民危機を招き、欧米の移民問題に拍車をかけた。イランでも同様の混乱が懸念され、インターネット遮断は偽情報拡散を助長し、事態を一層複雑にするだろう。
中東の不安定化は、エネルギー価格高騰を加速させ、インフレに苦しむ世界経済に深刻な打撃を与える。日本のハイテク産業を支える資源供給網にも影響は避けられない。仮に軍事政権が樹立されても、その安定性は不透明だ。国際社会は、カオスを避けるため、難民問題や偽情報対策を含めた周到な戦略が求められる。若年層の保守化が進む日本も、この地政学的リスクを対岸の火事と看過すべきではない。